日本ならではのアイテムであるのれん、ラーメン屋さんや居酒屋さんの店先に掛けられているのは看板としての役割が強いですがそれだけではありません。
のれんがあることで寒気を防ぐ、めくって入ってくる一か所のみ・人が通る幅だけが開けられるのでありそれ以外は閉じられたままなのですから温かい空気が出ていったり、逆に冷たい風が入り込む心配もないのです。
夏だった冷房で冷やされた空気を無駄に外に出してしまって温かい空気を入れることも無し、室内の温度を変化させないのでエコに繋がります。
お店でなくともぜひのれんを使ってみてください。
部屋ごとにも温度差はどうしても出来るもの、ちょうど良い温度のリビングをそのまま快適に保ちましょう。
ちょうど良い目隠しにもなるので、来客に片付いていない部屋や一部の場所を見られる心配だってありません。
わざわざ綺麗にする時間もエコできて、様々なデザインやカラーがあるのでインテリアのアクセントにもなってくれます。
大昔から使われてきたのれんは、現代においても日本人の生活にピッタリの万能アイテムなのです。
探せば、インターネットでも素敵なのれんを選ぶことが出来ることでしょう。
のれんの設置場所の注意点
様々な場面で活用すれば良いのですが、くれぐれも安全に活用することです。
その為に重要となるのが暖房器具との位置関係です。下がいくつもに別れたその形状、人が動かすだけでなくちょっとした風でもひらひらと舞います。離して置いているつもりでも、いつ暖房器具と接触して火事へと繋がらないとも限りません。
軽いので誰かが当たってのれんそのものを落としてしまうこともあり、カーテン以上に広範囲に渡って暖房禁止区域があると思っておいた方が良さそうです。
特に猫などのペットがいるお宅だと危険です。そもそも、ひらひらと揺れるその姿は猫にとって魅力的でおもちゃにして引っ張ってそのまま引きずっていかないとも限りません。
夏場も扇風機と絡まってしまっても困りますし、設置場所はもちろんたなびく長さ分くらいの位置には危険なものは何も置かないようにしておくべきなのです。
どこにでも設置できてインテリアの手助けもしてくれるのれんですが、相性の悪い製品がいくつかあるので気に掛けておいてください。
もしも家が燃えて寒い冬に・熱い夏に放り出されてしまったら、大変なことになってしまいます。注意を怠ると何が起こるか分からないので、安全面には充分に配慮しましょう。